「村上さんのところ」
毎日更新を楽しみにしています。
わたしは18歳の夏、
TVでピーコ(双子の)が
「年取ったら、本をたくさん読むことが
難しくなるかもしれないのよ!
若いうちに読んどきなさい!」
的なことを言っていて。
なるほど。と思い、
本をあえてたくさん読むことにしたんです。
学校の図書館で本を借り、
1ヶ月で20冊以上読んでいました。
でとりあえず借りた内の1冊が、村上春樹だったんですよね。
なんかよくわからんが
世界観に溺れそう。
そのトリップ感が気持ち良くて、
購入して繰り返し読んだりしていました。
ねじまき鳥クロニクルとかね。
海辺のカフカまでは読んでいて
それから自然と遠ざかっていました。
でもこの質問サイトをきっかけに、
また読んでみようかな、と。
村上春樹の答えがシャープなんですよね。
3月21日
「自分に正直にいきている気がしない」という質問に対して
↓
【答え】
人はみんな、それぞれに役柄を与えられて生きています。
その役柄をこなすことと、自らに正直であることは必ずしも一致しません。
というか、一致しないことのほうが多いかもしれません。
人は多かれ少なかれ、その不一致をうまくすり合わせながら生きています。
でもときどき、そのすり合わせに疲れてしまいます。それはよくわかります。
その役柄をこなすことと、自らに正直であることは必ずしも一致しません。
というか、一致しないことのほうが多いかもしれません。
人は多かれ少なかれ、その不一致をうまくすり合わせながら生きています。
でもときどき、そのすり合わせに疲れてしまいます。それはよくわかります。
じゃあ、自分に他にどんな役柄の選択肢があるのか?
普通の場合、あまりないですよね、たぶん。
だとしたら、与えられた役柄を不足なくこなしている自分をできるだけ
客観的にテクニカルに評価し、愛する(あるいはいとおしむ)ように
つとめるしかないんじゃないでしょうか。
それを一つの個人的達成として捉えるというか。
自らに正直な自分だけを愛していると、人生はいささか薄く、
一面的になっていくんじゃないかという気がしなくもない。
僕に言えるのはそれくらいです。
いや、私はそんなすり合わせに終始する生き方はいやだ、
もっと自分に正直に生きたいと言われたら、僕にもなんとも言いようはありません。
それはまったくの正論ですから。
普通の場合、あまりないですよね、たぶん。
だとしたら、与えられた役柄を不足なくこなしている自分をできるだけ
客観的にテクニカルに評価し、愛する(あるいはいとおしむ)ように
つとめるしかないんじゃないでしょうか。
それを一つの個人的達成として捉えるというか。
自らに正直な自分だけを愛していると、人生はいささか薄く、
一面的になっていくんじゃないかという気がしなくもない。
僕に言えるのはそれくらいです。
いや、私はそんなすり合わせに終始する生き方はいやだ、
もっと自分に正直に生きたいと言われたら、僕にもなんとも言いようはありません。
それはまったくの正論ですから。
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