兵庫県立美術館の舟越桂
「私の中のスフィンクス」を見てきました
彫刻の作品です
小説「永遠の仔」の表紙で使われていたので、
ご存じの方も多いのでは
目が特徴的。大理石で作られていて、
その目線はわたしたちと合わないようになっています
これが瞑想的である、と美術館で見た資料に書かれていました
目が合わないことで、作品とほどよい距離感を持つことができ、
長く対話する(鑑賞する)ことができました
物理的には彫刻を見ているけれど
自分の内側を見ているような静かな時間
本当に瞑想しているような感覚でした
一見不思議な世界観ではあるのですが
(ひとつの身体に2つの顔があったり、
腕が背中についていたりします)
しっかりとわたしたちの世界に根付いていて、
わたしたちの中にあるものとも強く繋がっている
だから違和感なしに
すんなりと集中できたのだと思います
そしてその集中はとても心地よかったです
すんごい良かったです。すんごく
ここ10年くらい色々な展示を見てきましたが、
今までで一番良かった
そしてスフィンクスには度胆抜かれました…
エジプトのピラミッドにいる
金ぴかのアレを想像していたので
人間であるもの、そうではないもの、
そういう境目を超えてくるんですかね〜
だんだんと
今回初めて実物を見たのですが、
当然ながら写真でみていたのとは全く違う
色のグラデーションや、
彫刻が発するバイブレーション
実物はやっぱりすごい
何事も実物を見てから
すべては体験してから
ですね
自分で体験していないのに
ごちゃごちゃ言うんじゃない
見に行ったのは、展示最終日
もう1回は見たかった!
来年三重県で展示をするようなので、
行ってみようかな
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